加水分解しやすいスニーカーは靴屋も嫌がっている?加水分解しないニューバランスのモデル

短命なポリウレタンソール
クッション性の高いスニーカーは足への負担を減らし、快適な歩行と走行を可能にしてくれます。
しかしクッションに使われているポリウレタン (PU) は加水分解しやすく、悪条件が重なれば半年も経たないうちにボロボロになることがあります。
せっかく高価なスニーカーを買ったのにすぐ加水分解で履けなくなったら非常にショックを受けます。
最近ではそうしたトラブルが起こりにくいようポリウレタンを使わないソールも増えています。
クッション性の高いスニーカーの代表的なブランドといえばニューバランスですが、もちろんソールにポリウレタンが使用されており、モデルによって加水分解するリスクが違います。
日本のムーンスターが開発したC-CAPソールはポリウレタンの代わりにEVA素材を圧縮形成したものなので加水分解に強いです。
普段使いレベルではクッション性に大差ないので、C-CAPソールを採用したモデルを選ぶのがひとつの基準となります。
そもそも起源がランニングシューズであり、500~700kmが買い替えの目安なので1ヶ月に100km走る人なら半年ほどで寿命を迎えます。
そうなるとミッドソールが加水分解する前に地面に直接触れるアウトソールが擦り減って駄目になるのでポリウレタンでも問題ないでしょう。
さらに本国のアメリカは空気が乾燥しているので、加水分解するまでの劣化が緩やかです。
一方で日本の春から夏にかけてはジメジメと湿度の高い日が多いので、ポリウレタンソールへの負担が大きいです。
ニューバランスのなかでもEVA素材のソールやローテクスニーカーに近いモデルを選ぶことで、加水分解のリスクを大幅に下げることができます。
靴屋も在庫リスクを避けたいのではないか
ポリウレタンソールの加水分解は例え履いていなくても進行するため、靴屋は余計な在庫リスクを避けるためにポリウレタンソールを控えたいのではないかと思います。
消費者だけでなく販売者にも不安材料なポリウレタンソールは迷惑極まりないです。
現在の売れ筋はEVA素材が多いのでニューバランスだから加水分解するというイメージはかなり薄れてきました。
- C-CAP: EVAを圧縮して硬めにしたもの(耐久性重視)
- ACTEVA: EVAに特殊樹脂を混ぜて軽くしたもの(軽量・耐久性のバランス)
- Fresh Foam: EVAを精密にハニカム構造で成型したもの(クッション性重視)
- REVLITE: ACTEVAよりもさらに軽く、反発性を高めたもの
ランニングシューズならまだしもファッションとして合わせやすいクラシックなモデルほど、ENCAPのような加水分解しやすいソールが使われているので注意しましょう。
CM996 (アジア製 996) はクラシックな見た目ながら、C-CAPを採用しているので加水分解しにくいモデルの筆頭です。
EVAが崩壊しなくてもソールを固定する接着剤が劣化して剥がれたり、素材が硬化する可能性はありますが、スニーカー自体が急に崩壊する可能性は低いです。
USA製のM996は似ていますがENCAPなので似て非なるものです。やはりアメリカとアジアでは加水分解に対する意識に差があるようです。
- 880 (Fresh Foam): 最新のモチモチした柔らかさ。
- 530 (ABZORB): 衝撃吸収に特化した、少しハイテクな2000年代の履き心地。
- M413 (ACTEVA): 373に近いが、ACTEVAはEVAをより軽量・高耐久に進化させたもの。
- ML373 (EVA): 最もスタンダード。クラシックな見た目と実用性を重視した作り。
このように他にもEVAソールのモデルがいろいろあるので昔よりも選択肢が増えました。
USA製やUK製のニューバランスには惹かれますが、必ずと行っていいほどポリウレタンソールなので過度な期待は禁物です。
個人的にはローテクスニーカーばかり買ってしまうので、ニューバランスとはあまり縁がありませんが、参考になれば幸いです。










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