最近のフェイクグリーン (人工観葉植物) はリアルな質感と光触媒による空気浄化がついて進化している
フェイクグリーンのイメージが変わった
私はフェイクグリーン (人工観葉植物) があまり好きではなく断然本物の植物を選びますが、最近ではフェイクグリーンの質感がよりリアルになり、十分にインテリアのなかに溶け込むものも増えています。
表面がツルツルでいかにもプラスチックという見た目だと無理して飾らなくても良いかなという気持ちになりますが、遠目では偽物だとわからないほど精巧に作られているとそれはそれでありかなと思えてきます。
さらに表面に光触媒の加工が施されている商品だとリアルな観葉植物と同じく空気浄化も見込めるので、部屋の中に置いておく価値がアップします。
光触媒は文字通り光を当てなければ効果を発揮しませんが、最近では強い太陽光だけでなく弱い照明でも大丈夫な商品もあります。
部屋の日当たりが悪くてあまり植物の生育に適さない場合でも、フェイクグリーンであれば問題なく置けるのでインテリアにどうしても緑を入れたい時には役立ちます。
また観葉植物を買っても部屋を開けることが多く、水やりや適切な管理ができずに何度も枯らしてしまうような場合にもメンテナンスフリーで緑を維持できます。
樹木は基本的に光を多く要求するので、すぐに変化がなくても長年育てると徐々に弱っていくことが多いです。
日照時間だけでなく寒い地域だと樹木が耐えられる限界温度を下回り枯らしてしまうこともあります。
観葉植物は熱帯などの温暖な気候で育つ植物が多いので、それを日本の室内という特殊な環境で育てるのは植物にとって負担が大きいです。
時間の経過と共に順応していくとはいえ、ある程度は適切な管理を継続して行う必要があります。
フェイクグリーンの見た目をより本物に近づけるため中に金属を仕込んで葉や枝の形状を自由に変えられるタイプもあります。
同じ商品を並べても曲げ方によって雰囲気が変わるので、質感と合わせて重要な要素だと思います。
リアル志向のフェイクグリーンが登場したことで今までの安っぽいイメージが払拭され、インテリアの一部として違和感なく置けるまでに進化しています。
よく考えると観葉植物をまじまじと近くで眺めるのは植物に興味がある人くらいで、ほとんどの人はインテリアのなかにある緑という認識なので、フェイクグリーンは理にかなっているのです。
それでも私は本物を育てる
フェイクグリーンの実用性が上がってもなお私は本物を育てます。
その理由は観葉植物をインテリアの一部としてではなく、育てることを目的としているからです。
育てることが目的なので観葉植物というよりもペットに近い感覚になります。
それに本物特有の葉のみずみずしさはまだフェイクグリーンでは再現できていません。
インテリア目的のためだけに植物の世話をするとメンテナンスが億劫になってしまうので、フェイクグリーンにはない植物の緩やかな変化を楽しみながら育てましょう。
まとめ
フェイクグリーンは樹木に限らずつる性植物や小さな鉢に収まるものまで多種多様にあり、リンゴやブドウなど痛みやすい果物を長期間飾れるフェイクグリーン (フェイクフルーツ?) ならではの使い方もできます。
本物とフェイクグリーンを共存させても良いですしパッと見では区別が付きません。
ウンベラータやパキラなど大きく育つ樹木は植え替えの際に多くの土がいるので処分に困ります。
もちろん土を再利用することもできますが、いずれにせよ土を天日干ししたり保管するスペースが必要です。
大きな観葉植物ほどフェイクグリーンの恩恵を受けやすいので、特にアパートやマンション暮らしの人には需要があるでしょう。
部屋に緑があるとないとでは空間の雰囲気が大きく変わるので、まったく観葉植物に興味のない人でもフェイクグリーンなら失敗なく確実に部屋の景観をアップしてくれます。
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