充電式USB扇風機 熱中症の危険性が高い真夏の停電対策にどこでも使える冷却装置

日本の夏は昔に比べて気温が高く過ごしにくい日が増えていますが、一日中エアコンの効いた部屋から出られないという人も多いのではないでしょうか。

特に都市部はアスファルトやコンクリートで覆われているので、夜間も蓄えた熱が放出され気温が下がりにくいです。

日本で停電に遭遇する機会は滅多にありませんが、もし真夏に停電したら命に関わる一大事なので少しでも熱中症のリスクを下げるための対策が必要です。

真冬の停電対策が石油ストーブなら真夏は充電式USB扇風機が優秀だと思います。

ファンを回転させるだけなのでそれほど電力を必要とせず、リチウムイオンバッテリーを内蔵している製品であれば電気がない場所でも使えます。

個人的には去年買ったもので一番役に立ったので記事にすることにしました。

卓上に置いたりクリップで挟んで固定するタイプの小さな扇風機ですが、思った以上にパワフルで風量が弱でも十分に涼しかったので、かなり省電力で涼しさを得られる冷却装置だと言えます。

最近は大容量バッテリーの値段も下がり、丸一日以上使ってもバッテリー切れを起こさない製品も増えています。

扇風機として使えるのはもちろん、USB接続なのでUSBケーブルで繋げればスマホを充電することも可能です。

首振り機能がない製品もありますが、小さいとはいえ近距離で使用するので首振り機能があった方が体には優しいでしょう。

真夏に停電する原因としては発電所の電力不足や大型台風の直撃によるインフラ損失が考えられます。

言わずもがな大地震や戦争など停電が長期化するようなイベントが発生する可能性もあるので、外部電源を必要としない冷却装置があると安心です。

停電が長期化した場合にはソーラーチャージャーがあればバッテリーが切れても充電して繰り返し使えるので対応できます。

火山噴火で部屋を閉め切り火山灰が降り積もるような状況では充電できませんが、太陽光も遮られるので気温もある程度抑えられるのではないかと思います。

電池式の扇風機もありますが性能的にはいまいち費用対効果が悪いので充電式には劣ります。

最近の高気密高断熱住宅は常時換気やエアコンを稼働させることが前提となっているので、もし機能不全に陥ったら脆さが露呈するかもしれません。

住宅を大きなクーラーボックスと考えれば、熱しにくく冷めにくい空間だと考えるのが適切でしょう。

エアコンは消費電力が高めなので停電時にそれを補えるだけの冷却力を得るのは難しいですが、濡れタオルで首を冷やし窓を開けて充電式USB扇風機で涼むだけでもかなり熱中症のリスクは下がると思います。

ポータブル電源を持っていれば普通の扇風機を使うこともできますが、初期投資が高額なのでなかなか購入するにはハードルが高いです。

それに比べて充電式USB扇風機は3,000円前後なので費用対効果が高すぎます。

避難所や車中泊する際の換気にも使えるのでこのサイズ感だからこその使い勝手の良さがあります。

すでにエアコンと据置き型扇風機の2台持ちでも第3の冷却装置として充電式USB扇風機は役に立ちます。