徳島県上勝町で最低限の電気製品と薪を使って穏やかに暮らす男性

目次
心地よい生活
私たちが心地よく生活するためには何が必要でしょうか?
最新の電化製品に囲まれた生活はテクノロジーによって昔では考えられないほどの快適性をもたらしてくれます。
しかし徳島県上勝町に住むある男性の暮らしぶりを見ると快適性=心地よさではないということがわかります。
YouTubeの上勝町ゼロ・ウェイストチャンネルでMy ZeroWaste Lifeという企画があり、実際に上勝町で暮らしている中村修さんという男性の暮らしぶりが紹介されています。
中村さんは過去に「世界ナゼそこに?日本人」というテレビ番組にも出演されており、30年以上も山奥で一人でひっそりと生活している仙人のような人です。
仙人といっても徒歩で片道2キロ歩けば人里があるのでそこまで秘境ではないですが、自動車を所有していないので買い物するのも一苦労です。

ガスの使えない山奥での生活を支えるのは現地調達した薪で、調理や暖を取るために欠かせません。
電気やガスの便利さに慣れてしまった現代人にとっては火起こしや火種の管理などが不便に感じますが、自分の手で火を扱うことで心地よさが生まれます。

所有と管理
所有するものが増えれば増えるほど管理しづらくなっていき、余計な悩み事が増えるだけなので持ち物はなるべくシンプルな方が生活が楽になります。
中村さんの家にあるものは非常に洗練されており、無駄なものは持たないという意思が伝わってきます。
上勝町は2020年までに上勝町のごみをゼロにする=埋め立てや焼却処分をしないゼロ・ウェイスト宣言を掲げていましたが、結果的には目標を達成することができませんでした。
やはりひとつの自治体だけで目標を達成するには限界があり、周囲や日本全体を巻き込んだ意識改革が必須であるという気付きを得る結果となりました。

栄養バランスの良い食事をとるのにすべてを自給自足でまかなうのは難しいです。
買い物して手に入る商品はどうしてもプラスチック包装のものが多いので主要なゴミの発生源となります。
町内の売店は減っており必然的に外部へ買い出しに行かねばならず、これがゼロ・ウェイストへの足枷になっています。

本当に必要なもの
中村さんなりに電化製品の必要性を突き詰めていった結果、残ったものは電球とラジオと携帯電話だけでした。
電化製品が部屋のいたる所にある現代の暮らしと比較すると極めてシンプルだけれど美しさを感じます。
電球はロウソクやランプなどもっと古い道具がありますが、それはそれでコストがかかるので電球に落ち着いたのでしょう。
ラジオと携帯電話は多少コストがかかっても情報収集やライフラインとして必要不可欠なので残っている感じです。

当然多くの電気を消費する冷蔵庫は所有しておらず、家庭菜園で葉物野菜を中心に育てその都度収穫することで鮮度を保っています。
ジャガイモや玉ねぎなど日持ちする野菜は無理して作らず購入したものを食べており、心地よさを追求したバランス感覚が身についています。
まとめ
私たちが日々お金を稼ぐためにあくせく働くのは果たして何のために働いているのか?
稼いだお金の大半は所有物を維持するためのコストだったり、新しい商品を次から次へ買い増すことに消えているとしたらそれは幸せなのか?
中村さんは若い頃に世界中を旅した後、上勝町の古民家へ移り住み質素な生活を続けていますが、少なくとも不幸には見えません。
とても穏やかな口調と表情で山奥で自分の好きなことをして生活しています。
今より多くの物を所有すれば常に収入を気にして生活しなければならず、心の余裕が失われていたかもしれません。
もしあなたが日常的に心に余裕がないと感じていたら、中村さんのように不必要なものを手放してみると気持ちが楽になるでしょう。









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