物質的幸福よりも精神的幸福を優先する時代に移り変わろうとしている

日本は戦後70年以上が経ち高度経済成長を経て物質的に豊かな国になりましたが、人々の暮らしはそれほど幸せそうには感じません。
朝から晩まで働いて何とか食いつないでいる状態で、他のことを考える余裕すらない人も大勢います。
貧乏人だから何も変えず部屋も閑散としているかと思いきや意外と物に囲また生活をしており、100円ショップへ行けば大抵のものは手に入ります。
江戸時代の庶民は今より遥かに少ないものだけで生活しており、労働も過酷だったはずですがたくましく生きていました。
当時は木造家屋なので火事が多く、最悪全焼しても仕方ないと割り切って持ち物も厳選していたことでしょう。
物質的幸福を満たしてもなお心が満たされないのは、社会が作り出した幻想に振り回されているからかもしれません。
一軒家・自動車・高級ブランドなど一昔前なら働くための活力になっていたものが、今では生きるための障害となっています。
本来は衣食住が満たされていればそれだけで幸福に感じるはずですが、それ以上に消費を刺激する情報がはびこっています。
衣類はファストファッションや古着を着れば十分ですし、食事も日本国内であれば餓死することはないでしょう。
住居は壁が薄かったり日当たりが悪いなど多少の難はあれど最低限の雨風は凌げます。
海外へ目を向ければ安全に眠れるだけで幸せを感じるような環境だったり、常に不衛生で飢餓と隣り合わせな生活をしている人たちがいます。
そういった状況で物質的幸福を追い求めるのは当然ですが、日本ではそろそろ物質的幸福からの脱却が必要になってくると思います。
震災後の津波や火災ですべてを失ったり、原発事故で避難した経験のある人は確実に価値観の変化が起きたと思います。
脱却した先にあるのは精神的幸福であり、太古の昔から人々が大切にしてきた要素です。
昔ながらの生活を学び取り入れることで自然と精神的幸福の向上につながります。
いつしか物質的幸福はお金によって他者からコントロールされるようになり、格差によって幸福度まで抑制されてしまいました。
『貧乏・物が多い・散らかっている・不幸』『金持ち・物が少ない・整っている・幸福』単純にこのような対比が見て取れます。
金持ちが精神的幸福へ移行しやすいのに対して、貧乏ではいつまでも物質的幸福を追い求め泥沼にはまります。
つまり誰でも精神的幸福へ移行することは可能であり、物質的幸福に執着するだけ苦労するということです。
海外では一神教を崇めることが心の支えになりますが、あまり宗教に関心のない日本人は自分で自分のケアをしなければなりません。
所有物の質の差は当然あるでしょうが、あらゆるものが低コストで作られている現代では値段ほど性能に差はありません。
精神的幸福はそこまでお金と紐づいていないため、場合によっては労働時間を減らすことで自由な時間を得ることができます。
本来は自由な時間こそが幸福の源でそのためにテクノロジーが進歩してきたはずですが、現代人は安易に自分の時間を切り売りしています。
理想で言えば1日4時間労働して12時間を自由に過ごし、8時間睡眠して24時間を使い切るのが心身ともに無理のない暮らし方でしょう。
実際に労働時間を減らすことで生産性が向上した例もあるので、8時間労働に固執するのは疑問です。
幸福の概念を切り替えた上で現代社会を眺めるといかに儚いものかわかるでしょう。
自分自身でコントロールできるものを一つずつ増やしていくことで、時代の変化に柔軟に対応することができます。








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