マックフライポテトから忍び寄る食糧危機の足音 肥料・農薬・燃料の価格高騰と品薄による食糧争奪戦争

先日マクドナルドでマックフライポテトが品薄状態を理由にMサイズとLサイズが販売休止となったニュースが大々的に報じられました。
私自身マクドナルドなんて年に一回食べるか食べないかという頻度なので、生活にはあまり影響がないという人も多いでしょう。
しかしこの一件が今日本が抱えている食糧問題を如実に表しています。
マックフライポテトの原料と加工は海外に頼っており、コンテナ輸送料の高騰や購買力の低下により他国と競り負けることも今後増えていくでしょう。
もしその対象がジャンクフードではなくよく食べる食材に起きたら、さすがに日常の食生活に影響してきます。
これまで世界を震撼させるような金融危機が度々発生していますが、本当の意味で恐ろしいのは食糧危機だと思います。
食糧危機の引き金となる要因として最も大きいのは米中を中心に世界的なインフレが起きていることです。
日本も物価上昇のあおりを受けていますが、相変わらず賃金は低いので不況と物価上昇が混在するスタグフレーション状態。
さらにコロナ禍と原油価格の高騰も相まってあらゆる経済活動に支障が出始めています。
その中でも第一次産業である農業は甚大な被害を受けており、肥料・農薬・燃料の高騰という3重苦を味わっています。
ただでさえ少子高齢化で跡継ぎがいない農家が多いので、継続が不可能であれば農業を諦めざるを得ません。
現代の慣行農業はたくさんの肥料・農薬・燃料を使って作物の収量最大化を目指す農法なので、すべてが手に入らなければ一気に窮地に立たされます。
一部の農家さんがメディアでは報じない農家のリアルな実情を話されていますが、もしこの状態が続けば近いうちに日本の農業は壊滅するでしょう。
これまでは備蓄分で何とか凌いできたものの、新たに肥料や農薬を入手できなくなれば野菜の値段に上乗せするしかありません。
デフレマインドの染み付いた日本人がその事実をどれだけ許容できるかは未知数であり、国内で混乱が起き始めた時が食糧危機の到来だと思います。
さすがに各所で知恵を絞って食糧危機を乗り越える策を講じるはずなので、すぐに国民が餓死する可能性は低いですが、今までのように大量に海外から輸入しては破棄する生産スタイルは厳しくなります。
化学肥料の原料となるアンモニアを生成するために石油を使いますし、ハウス栽培でも石油を燃やして暖房に使っています。
食糧問題はただ単に食品の輸入量だけでなく、生産するのに必要な資材が枯渇することも含んでいます。
必然的に海外の肥料・農薬・燃料に頼らない有機農法や自然農法の割合が増え、個人や自治体で野菜を栽培するのが一般的になるかもしれません。
その結果としてこれまでの異常な消費スタイルが健全化されるなら、決して暗いニュースばかりでもない気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=DbBfjqN1rvs









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