ワークマンが絶好調!機能性ウェアの低価格帯ニーズに応えて市場を席巻


via workman.co.jp

2019年はワークマン飛躍の年となりました。

しまむらやユニクロが不振にあえぎ、FOREVER 21も日本から撤退するなどファストファッションの衰退が顕著です。

これは世界的な流れなのでどうしようもない部分がありますが、日本ではデフレも相まって財布の紐は相変わらず緩みません。

そんな状況下において破竹の勢いで成長を遂げたのがワークマンプラスです。

2018年10月にららぽーと立川立飛へ1号店をオープンさせると大反響であっという間に全国展開に成功しました。

もともと作業服・安全靴などを低価格で販売することに長けていました。

それに加えてファッション性を追求するファストファッションに対して機能性ウェアを売ることで明確に差別化できたのが成功した要因でしょう。

薄利多売を戦略とするファストファッションは多くの人が無難に着られるようなデザインが求められます。

ライト層を狙った商売は莫大な市場がありますが、服が売れなくなるとコア層が少ない分だけすぐ売上に影響します。

ワークマンの場合は作業服が基盤となっているため、機能性さえ満足すれば見てくれはそれほど気にしません。

機能性がありながらデザイン性を高めると、そこそこのデザインであっても満足感がプラスされます。

ワークマンプラスは機能性にそこそこのデザイン性を上乗せすることで高い満足感を与える戦略で人気を集めていると言えるでしょう。

またアウトドアで着用する機会が多いため、普段着よりも消耗が激しく商品回転率が早いことも功を奏しています。

高額なアウトドアウェアはよく熟考してから選びますが、ワークマンだと予備に数点まとめ買いするような事も珍しくありません。

商品の劣化は普段着ではだましだまし使えてもアウトドアになると寒さや不快感に直結するので買い換える動機がより強いものになります。

消費者側からしてもアウトドア活動をより手軽で快適に楽しめるようになるので願ったり叶ったりでしょう。

機能性・低価格帯はどこも踏み込みにくい聖域でしたが、工場・土木現場向け用品の専門店が知恵を絞ることで見事に市場を席巻しました。

もともとアウトドアとワーク系は相性が良いですが、一般向けにまで意識が及ばなかったのでしょう。

ブルーワーカー向けストアが普段使いもできそうなワーク系アイテムを売り出せば売れないはずがありません。

あまりお金を持っていない若者はもちろん女性層まで取り込み、その分ファストファッションへの客足が遠のいたと言えます。

アウトドアウェアまで視野を広げることでより柔軟な発想や豊富なフィードバックを得られるメリットがありそうです。

最近ではワークマンのみを紹介する本も登場して、パッと見アウトドアブランドと見間違うほど様になっています。

ただ安くて無難な服は十分に行き渡ってしまい、今後はよりタフで機能的な付加価値がなれば無理して買わないほど消費者の目は厳しくなりつつあります。