大西つねき れいわ新選組 お金の仕組みでわかる金融資本主義の限界と終わり

2019年7月9日

2019年7月4日に参院選が公示され大西つねきという候補者が山本太郎が立ち上げたれいわ新選組から比例区で立候補しました。

大西つねき氏は元J.P.モルガン銀行資金部為替ディーラーでありながら現在の金融システムに異を唱えているのが面白いところです。

彼は国会へまったく新しい風を吹かせるため、金融の専門家として金融システムの危機を訴え意識改革を推進していきます。

与党vs野党や右翼vs左翼といったこれまでの構図ではなく新勢力vs旧勢力の攻防が始まろうとしています。

お金という幻想

今人類が抱える多くの社会問題がお金の発行の仕組みが間違っているために引き起こされているとすれば、それを改善しなければ小手先の経済政策など無意味だということです。

人類はいつの間にかお金という実体のないものに毒されてしまい、必ず破滅するであろう道を突き進んでいます。

お金は国民の生活と密接に関わっているのに、その本質を理解して使っている人は皆無に等しいです。

時に人々はお金に翻弄され人生を狂わされてお金を理由に命を落とす人が後を絶ちません。

昔は一握りの資本家と多くの労働者によって構築されたピラミッドが機能していましたが、富を吸い上げ続けた先には圧倒的な格差が生まれました。

お金は数字(概念)でしかないので資本家もお金だけ持っていても意味がないことに気づき、土地・知的所有権・株式・国債など実体価値を買い漁ります。

さらにエスカレートすると自らの地位をより強固なものにするため、水道や電気といったインフラまで買い上げ企業が人を完全に支配することができます。

資本家による支配と搾取こそが諸悪の根源であり、世界共通でこの絶大な権力が働いています。

民営化はお金の論理にすべてを委ねるので民主化とは正反対であり、自由市場が機能しないのは世界中で問題になっています。

お金のフィルターを通して見ている世界は言わば仮想現実のようなもので、『マトリックス』や『オズの魔法使い』、ミヒャエル・エンデ『モモ』といった作品も実は金融について描かれているそうです。

今世の中に存在する現金が約100兆円なのに対して預貯金は約1300兆円あり、私たちがお金だと思い込んでいるものは十分の一以下しかありません。

各銀行へ預けたお金は信用創造によって貸し借りが繰り返され預金と借金が複利的に増えていきます。

昔は生産者へお金を貸していたので金利を返すため生産活動をして実体価値が生み出されていました。

物が少なかったので需要もあり売れていたからこの金融システムでも十分に成り立っていました。

しかしこの循環は資源は有限・場所も有限・人間の数も有限の地球上では無限に続くわけがありません。

ついには世界GDPの4倍以上の世界金融資産にまで膨れ上がり、4分の3は交換する実体価値がない絵に描いた餅。

それでもハイパーインフレにならないのは、お金を使わなくて良い人たちが帳簿上で膨らましているだけだからです。

格差があるからお金が存在し、誰かに借金を押し付けないと自分がお金を持つことができず、必ず借金まみれになり苦しむ人が生まれる構造。

お金が増えれば増えるほど格差が広がり、そういう仕組みが世界を動かしているという現実。

仲良く共存できない仕組みは生活保護に対するバッシングや他人が労せず儲けている者への嫉妬心に繋がります。

人々は金融システムをわかっていなくても直感的に理解しているのです。

崩壊する金融システムからの脱却

誰かが借金をしてお金を増やさないと立ち行かない金融システムで銀行が民間へお金を貸さなくなれば政府が肩代わりするしかありません。

膨大な政府の借金は今生きている人間だけではとても抱えきれないので未来の子供たちに押し付けられます。

間違った金融システムでも何とか30年継続してこれましたが、内側から蝕まれいよいよ問題が表面化してきたのを感じます。

  • 税収が不足しているので財源がない
  • 財源を確保するために消費税を上げる
  • プライマリーバランスの黒字化
  • 政府の借金は税金で返す
  • 財政破綻の可能性
  • 未来にツケを残さない

財務省はいつまでこのような嘘を突き通すのでしょうか?

政府の借金問題を解決するには今の金融システムでは不可能であり、働き方改革などいくら行っても格差は広がり続けます。

あなたが持っているお金は借金で発行されたお金で最初から金利がかかっています。

物の値段にはすべて金利分の上乗せがあり、実体価値として資本家の下支えを受けた高い土地に住み、高いものを買わされて消耗していく。

解決策は誰の借金でもないお金(政府通貨)を発行することしか方法がありません。

【国家経営の本質】

  • 国家の自立・存続
    (経常収支、食糧、エネルギー、安全保障の自立)
  • GDPは結果に過ぎない
  • 人の時間と労力、資源の有効活用
  • 何のためにそれを使うか?大きな方向性
  • 自由化、民主化

日本人はロボットのように働いたことで黒字化しすぎており、その割にまったく国民へ還元されていない。

黒字還付金などと称してもっと国民へお金を還元すべきだと大西つねき氏は考えています。

何事もお金を前提に考えるのではなく、人の時間と労力そして資源がすべてなのだからそれを軸に考える必要があります。

お金はいくら使っても世の中に回るだけですが、人の時間と労力や貴重な資源は二度と帰ってきません。

この立ち行かない世界を変えるためにどこかの国がまず先頭を切り改革していかなければなりません。

日本はすでに改革を起こしやすい環境が整っているので、新しい国家経営を歩むための第一歩として大西つねき氏を国会へ送り込むのは意味あることだと思います。

世界

Posted by Coro