パリの小さなアパートの一室をリノベーションしたシンプルライフ向け住居
生活道具をクローゼットの中に凝縮
パリのとある小さなアパートの古びた一室をリノベーションしたら、とても機能的で洗練された部屋に生まれ変わったようです。多機能クローゼットのある部屋はたまに見かけますが、寝床からシャワールームまでもがクローゼットを開けてみるまでわからない忍者屋敷のような構造になっています。
生活に関わるモノがほとんどクローゼットに隠されているので、扉を閉めた状態だと余計なモノが目に入らず大変スッキリしています。利用するときもその目的にあった扉を開くだけなので、今必要でない情報は遮断しておきたいシンプルライフに向いている住居だと思います。
ラックおよび階段の機能も果たしています。寝床が上にあり寝るときは扉を閉められます。日本の夏には湿気と暑さでクーラー無しだととても快適には眠れそうにありませんがフランスの気候だとどうなんでしょう。あとは閉所恐怖症の人もこの部屋に住むことは無理でしょう。
服の収納はクローゼット本来の使い方なので特に面白みはありません。
テーブルとイスを引き出せば急な来客にも対応できます。
バッグや日用品なんかを入れとけそうなスペースもあります。
本棚と下は空気清浄機的な装置かな?
窓際にはシンクもあるので水をゴクゴク飲めます。
一番右の扉を開けるとそこにはシャワーとトイレ、それに洗面台まであります。
リノベーション前はさびれたアパートの一室でしたが、劇的ビフォーアフターばりの変化で生まれ変わりました。住みやすいかどうかは実際に住んでみないとわかりませんが、わずか8m四方の狭いスペースをうまく利用して機能的な住居に仕上がっていると思います。
こうした分野は日本も得意そうな気がしますが、国内では今ひとつムーブメントが起こりませんね。住むにはそれなりにモノを減らさないといけないので、住む人たちの精神もリノベーションが必要なのかもしれません。
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