ソロキャンプの魅力 静かな場所にテントを張り何が楽しくて孤独な夜を過ごすのか?

キャンプといえば1990年代ごろに第2次キャンプブームでオートキャンプやファミリーキャンプが盛り上がりました。

その後不況のあおりを受けて急激に衰退し、再び盛り上がりを見せる昨今は第3次キャンプブームなどと言われています。

グランピングなど華やかで気軽に楽しめるキャンピングスタイルが人気を博している一方で、それとは対極のソロキャンプも日の目を見るようになりました。

ひとりでキャンプすればソロキャンプなので目新しいものではありませんが、昔よりも認知度が高まっている気がします。

そんなソロキャンプを分析することで、ソロキャンプの魅力が浮かび上がってくるかもしれません。

ソロキャンプのメリット

自分だけの自由時間

ソロキャンプは自分の意志でスケジュールや場所を決め実行に移すという立場になるので、学校や職場や家庭で上から指示されることとは違う思考になります。

誰にも邪魔されない自由な時間は社会に身を置いていると不足しがちになるので、一度経験するとのめり込む人が多いのもうなずけます。

災害時やボランティア活動で役立つ

ソロキャンプでは自分で生活するために必要な道具を買いそろえるので、災害時に役立つものが自然と増えていきます。

また防災グッズとして保管したままよりも、普段から道具に触れて使い方を熟知している方がいざという時に慌てず対処できるので頼もしいです。

またボランティアに参加する場合にも基本的に食料と寝る場所の確保は各自で行うのが条件となっているので、ソロキャンプの道具や知識が大いに役立ちます。

食べ物をおいしく感じる

例えそれがインスタントラーメンでも焚き火やバーナーで沸かしたお湯を注ぎ、自然の空気を吸いながら食べれば”ごちそう“になります。

決してインスタントラーメンがまずいわけではありませんが、何割増しにもおいしく感じられるのは不思議です。

ソロキャンプのデメリット

野宿の危険性

泊まる場所・季節・天候・年齢・性別によって違いますが、自宅で寝るのに比べて防犯や気象変化に敏感になっておく必要があります。

真冬に夏用の装備を持っていき体調不良になったり、治安の悪い場所で無防備な姿で過ごしていると犯罪に巻き込まれる可能性があります。

知識や経験の積み重ねで事前に回避できるようになるので、初心者のうちは安全な場所から始めましょう。

寂しがりやには不向き?

単独行動が苦手で常に誰かと繋がっていないと不安な人はソロキャンプに不向きな性格かもしれません。

しかし苦手意識が先行しているだけで、いざ経験してみると意外と楽しめる場合もあるので一度やってみる価値はあります。

ソロキャンパー同士が集まって炊事などは個別でそこそこ会話するような場所もあるので、ソロキャンプ=孤独と割り切る必要はないです。

インドア派だけど自分の趣味を黙々とやれる人はむしろソロキャンパーとしての素質が高いので、試しにソロキャンプしてみると一気に素質が開花する可能性があります。

お金がかかる

テントや寝袋など野外生活に必要な道具を買いそろえるとそれなりにお金がかかります。

最初は暖かい季節に限定すれば多少チープな道具でも生活できるので初期費用を抑えられます。

それでもファミリーキャンプのように大きなテントは必要ないですし、他人に気を使わなくてよいので道具を厳選できるのが強みです。

ソロキャンプする理由

バイクや自転車でツーリング旅する際の宿泊手段

自動車であれば車内で寝泊まりするいわゆるオートキャンプ(車中泊)が可能ですが二輪車ではそうもいきません。

一人旅で夜になり野宿することになればそれは立派なソロキャンプと言えるでしょう。

自然の中でのんびり過ごしたい

野宿はもちろんのこと自然度の高いキャンプ場でソロキャンプすれば十分リフレッシュできます。

日帰りでは自然のほんの一面いか感じられないので、静寂のなかに身をおくことで五感が研ぎ澄まされていきます。

焚き火がしたい

薪や炭を燃やしてそれを眺めたり料理するためにキャンプへ行くほどキャンプと焚き火は密接な関係にあります。

火と関わる時間の減った現代人にとって非日常を味わえる手段として不動の地位を築いています。

レトルト食品の充実

キャンプも盛り上がっていますがレトルト食品市場も拡大しており、例え料理が苦手でもレトルト食品をお湯で温めるだけで本格的な食事を用意できます。

ひと昔に比べてバリエーション豊富で味もおいしくなっており、いろいろ試す口実としてキャンプは都合が良いのです。

また自宅で食べるよりも野外で食べる方が何倍もおいしく感じられます。

ブログやSNSのネタになる

ソロキャンプといっても今はネット社会なのでいくらでも暇つぶしできるし、個人でブログやSNSから情報発信できるので敷居が低くなりました。

キャンプに行ってまでネットを利用するのは賛否が分かれそうですが、それも含めて個人の自由なので楽しく過ごせればOKです。

まとめ

ツアー旅行のように分単位でびっしりと決められたスケジュールに乗っかるだけの受動的な旅行が多いですが、ソロキャンプは能動的に動き自分にすべての決定権があります。

日常生活においても常に予定がないと不安になる空白恐怖症に悩む人が増えているそうです。

スマホや携帯電話の普及で常に連絡し合える状態になり、他人と比較して見劣りしない自分像を作るために予定を埋める作業。

ソロキャンプは誰にも監視されず指示に従って行動するという概念がありません。

現地についたらテントを張り、焚き火やバーナーでお湯を沸かし、料理しながら日が暮れて夕飯を食べて寝るという大まかな予定はあれど後は好き放題です。

空白に不安になるのではなく、空白を楽しむという発想の転換が起きれば、人生をもっと穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

ソロキャンプの魅力とは自然のなかで自分自身と向き合いながら、空白の時間を存分に味わうことです。


一人を楽しむソロキャンプのすすめ ~もう一歩先の旅に出かけよう~ (大人の自由時間mini)