身軽になるために物を減らすことのデメリットは何か
当ブログでは散々モノを減らすことを推奨するような記事を書いてきましたが、今回は逆にモノを減らすことによって起こりうる弊害について考えてみたいと思います。いくつか思いつく例をあげていきます。
服を減らす
メリット
タンスやクローゼットが衣類で圧迫されることがなくなり、日々の手入れやクリーニング費用も抑えられます。一年中着ることのない服はただ空間を占拠するだけでよいことがありません。
デメリット
不意に破けたり汚れてしまったときに代えになる服がすぐに用意できない可能性があります。また最小限の服でローテーションしていると控えの服がなく困ることがあるかもしれません。
梅雨など天気が悪い日が続くと洗濯物が乾きづらく、ローテーションが乱れやすくなるので注意が必要です。特に普段から忙しくてすぐに代わりの服を買いに行けない人は、その事も想定して服には余裕を持たせたほうが無難かと思います。
靴を減らす
メリット
毎日履く靴をどれにしようか選ばなくてよくなります。玄関前がスッキリし、靴が散乱して汚らしく見えることが無くなります。革靴などは自分の手入れできる数だけ持つと長く付き合っていけます。
デメリット
濡れたり汚れたりしたときに代わりに履いていく靴がないと困ります。靴は服より乾きにくいので、足元のコンディションが悪い日はなるべく出歩かないなど配慮しなくてはなりません。
それかレインブーツなどあらかじめ悪天候用の靴を用意するのもよいでしょう。同じ靴を頻繁に履き続けると当然傷みやすいです。やはり服と同様ある程度ローテーションさせたほうがよいでしょう。
食器を減らす
メリット
食器を収納しておくための棚を小さくしたり無くすことで、かなりスペースに空きができます。滅多に使わない食器を置いておくためのスペースを確保しておくことはあまり合理的ではありません。
デメリット
急な来客や大人数が寝泊まりすることになれば食器もそれなりの数が必要になるので慌てるかもしれません。最小限の食器しか持ってない人は落として割れたりしたとき、すぐに代わりが用意できなくて一時的に困ります。1人暮らしで来客もまず来ないというのであれば好きにしてください。
家電を減らす
メリット
現代人は家電に囲まれて生活しているので家電を減らすことで、目に見えて部屋が開放的になります。月々の電気代も低めに抑えられるので一石二鳥です。
デメリット
冷蔵庫を減らせば生ものが保存できなくなり、洗濯機を減らせば自分で洗うかコインランドリーのお世話になります。クーラーやファンヒーターなどを削ると電気代はかなり抑えられますが、暑さ寒さに耐えなくてはなりません。
テクノロジーの恩恵から自分を切り離すと不便になるのは当たり前ですが、やりすぎると体調を崩したり余計な手間だけかかる恐れがあるのでよく考えて取捨選択しなければなりません。
記念品・思い出の品を減らす
メリット
過去を引きずることなく前だけ向いて暮らせます。押し入れにしまったままの記念品や思い出の品は何の役にもたちません。もしかしたら一生見ることなく終わるような物もあるかもしれません。大切ならきちんと飾ったり保管する、そうでなければ処分するとメリハリがついて気分もよくなります。
デメリット
一度捨ててしまったものは二度と返ってこないので、適当に捨てると後悔することがあります。捨てるときにはしっかり吟味したうえで捨てるか、実家や倉庫があるなら一時的にあずけて様子を見るという方法もあります。
まとめ
このようにモノを手放すことにはメリットとデメリットが存在します。単純にモノを減らせばよいわけではなく、自分の置かれた環境を理解して自分自身の生活態度を改めなければなりません。
不便なら慣れればよいだけですが、それが現在のライフスタイルとマッチするかはまた別の話です。多かれ少なかれ社会に依存している以上、うまくモノを手放して苦にならない生活を手に入れましょう。
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