ドイツ銀行の破綻はいつ起こる?世界恐慌の引き金となる金融危機に備えよ!
Photo by Elliott Brown
2015年の業績不振辺りから経営破綻すると度々言われ続けるもなかなか潰れないドイツ銀行。
そのドイツ銀行が1万8000人もの大量リストラやイギリスのEU離脱 (ブレグジット)など不安材料が増え、いよいよ本当にやばいのではないかと騒がれています。
EUはドイツの一人勝ち状態でイギリスが離脱すればより影響力がドイツに集中することになります。
二度の世界大戦で一際存在感を放った国がドイツであり、押さえつければ押さえつけるほどエネルギーが満ちあふれるような印象です。
不屈のゲルマン魂と世界でもトップレベルの技術力で常に世界を牽引してきました。
もしEU中の富を吸い上げたドイツ銀行が経営破綻するようなことになれば、世界同時不況は避けられず全世界の金融システムが崩壊する可能性があります。
世界恐慌と世界大戦は密接な関係にあり、第三次世界大戦のきっかけになっても不思議ではありません。
貧富の格差が拡大すると強いリーダーシップを持った独裁者が生まれ、社会の秩序が乱れるとその権力が他国との争いに使われます。
歴史は繰り返すと言いますが、人間は何度過ちを犯しても歴史から学ぼうとはしないようです。
例えドイツ銀行が破綻してもリーマンショックのような自体は起こらないという見解もあります。
しかし真に恐ろしいのは世界中の銀行が連鎖的に倒産することで、小さな地方銀行はもちろんメガバンクもタダでは済みません。
キャッシュレス決済やブロックチェーンといったテクノロジーが登場し、銀行の必要性が減っていることもあり、経営難の銀行にはもう金融危機を耐えられるだけの体力が残っていません。
今まで漠然と給料を銀行へ預金していた人もいざ利用している銀行が傾くとお金とは何かを考えさせられます。
お金の価値が失われた世界で自分には何が残されているのか、今一度しっかりと頭を働かせてお金以外の価値あるものを備えておく事も大切です。
天災は忘れた頃にやってくるという戒めがあるように、皆が騒ぐうちは意外と破綻しないかもしれません。
島国で多くの物が輸入だよりで輸入が途絶えると経済が立ち行かない。
けれど年間を通じて降雨量が多く作物はよく育つ。
人種や宗教による対立もそれほど発生していない。
自分は何か価値を生み出す技術を持ち合わせているか否かで、金融危機におけるサバイバル生存率が変わります。
これまで何も価値を生み出すことなく、ただ会社の歯車として働きそれなりの給料を得ていた人は金融システムの崩壊に対応することが困難になるでしょう。
また江戸時代のように地主最強になり、物々交換や金本位制の世界観に逆戻りするのか?
紙幣の歴史はまだ浅くていつしか有りもしない富を生み出し、決して完璧ではないことは明白なので新たな貨幣制度が作られるかもしれません。
自分の畑で食料を生産したり、オフグリッドな住居で暮らすなど既存社会から独立すればするほど金融危機の影響を受けにくいという特徴があります。
離島で自給自足しているような人は仮に世界恐慌が起きても当面日々の生活には何も支障がないでしょう。
意図せずとも自然にこの膨れ上がった経済から自分の身が守られているのです。
資産運用でも銀行預金・株式・債権のようにポートフォリオを組んでリスク分散するように、社会との距離感を図りながら独立できるところは独立するという判断も必要です。
国民のほとんどが農民だった時代ならいざ知らず、金融危機によって生活が立ち行かなくなるような脆弱性は最大のリスクだと思います。
これは防災とも被りますが、社会から分断されても最低限生きていけるような道具や技術を身に着けておく意識を持ちましょう。
来たるべき次の金融危機は必ずしも負の影響だけでなく、行き詰まった社会を打ち破る新たな概念を人々へ植え付ける絶好の機会になるかもしれません。
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