レジ袋に続き使い捨てプラスチックスプーンやフォークの有料化が検討されるも消費者からの反発必至


Photo by Nicolas Chabanis

2020年7月1日にレジ袋が有料化されましたが、あれから1年経たないうちに新たなプラスチック規制が議論され始めました。

2021年3月9日に『プラスチック資源循環促進法』が閣議決定されたことで、使い捨てプラスチックスプーンやフォークの削減をコンビニや飲食店に求める方針です。

世界的な潮流に合わせるかたちなので、おそらくこのまま成立してしまうでしょう。

私はレジ袋が有料化されてからまだ一度もコンビニへ行ってませんが、買い物の量が減ったりコンビニへ行く回数が減ったという人は多いかと思います。

レジ袋がないならないで時間が経てば慣れてしまいますし、無駄な買い物が減るので個人的には問題ありません。

ただマイバッグを皆が持ち歩くようになり、万引きが増加したり衛生面での不安などデメリットも目立っています。

かつて個人商店を駆逐し無類の強さを誇っていたコンビニが、コロナ禍やプラスチック規制の影響で赤字に転落するなど時代の変化を感じます。

レジ袋は持ち運ぶ点で不便なだけでしたが、スプーンやフォークに関しては食べる行為そのものに影響するので、レジ袋以上に消費者からの反発は大きいと思います。

スプーンだとスープやスイーツやグラタン・ドリアなどに必要ですし、フォークもパスタやサラダなど多岐にわたります。

ただし使用時間わずか数分程度で使い捨てる利便性のみを追求したプラスチック製品であることは事実です。

どうせ規制するならすべてをバイオプラスチックや紙製や木製にしてそれに見合う価格設定にするなど徹底しないと効果が薄いと思います。

日本のような商品の充実したコンビニが全国に普及してるような特殊な環境で、海外をそのまま参考にした規制を行うといろいろと問題が生じてくるはずです。

コンビニで昼飯を買わなくてもゆったりとランチを楽しめる時間とお金の余裕を生み出すことの方が大事で、あらゆる行為を雑に済ましがちな現代社会は不健全だと思います。

浜辺には中国や発展途上国からペットボトルなどのプラスチックゴミが流れ着き、国内でリサイクルしきれない分は廃棄されています。

日本のゴミ処理施設は大変優秀なのでプラスチックを焼却してしまえばゴミ自体は減りますが、リサイクルの観点からするとエネルギー源になるだけで循環はされていません。

個人的には商品の過剰包装を止めたり、量り売りの文化を根付かせた方がよほど脱プラスチックへの近道だと思います。

脱プラが負担ではなくメリットに働くような仕組み作りを目指した方が、もっと消費者に受け入れられるでしょう。

SDGs (持続可能な開発目標) については2020年に日本は17位に位置しており、国内でいくら細かい努力を積み重ねても、ランキングの低い近隣国が是正しないことには意味がありません。

そしてプラスチックゴミの排出量世界一のアメリカやそれに次ぐインドや中国といった大国がまず手本にならなければ、ただのパフォーマンスで終わってしまいます。

とは言いつつもこれまで無料や便利が当たり前だった時代から少しずつ社会が変わろうとしているので、それを許容するだけの寛大な心も持っておきたいです。