ニュージーランドの新しい国旗デザイン案の中でも注目を集めている Red Peak

公開日: 最終更新日:2016/06/20 [ 約3分で読めます ] ミニマリズム, 世界

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via A New Zealand Flag

一筋縄ではいかない国旗選考

ニュージーランドの新しい国旗を国民投票で決めようと様々なデザイン案が集められました。

その中からまず40案が選ばれ、さらに先日4案にまで絞り込まれたのですが、その厳選されたデザインがあまりに不評なため議論になっています。

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まず40案から見ていきましょう。この時点で似通ったデザインばかりだなと薄々感じていました。

渦のようなモチーフは波を表現していると思っていましたが、これはコル(シダの新芽)のようで葉っぱのようなデザインもシルバー・ファーンというシダ科の植物らしいです。

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そしてシダと言えばラグビーのニュージーランド代表が伝統的に強いチームなので、愛称のオールブラックスと呼ばれ親しまれるほど有名でそのエンブレムにもシダが使われています。

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その後に最終候補まで進み選ばれたのがこの4案ですが、案の定シダだらけになってしまいました。

そしてあろうことか白黒の国旗が2つも含まれています。世界広しといえど白黒で構成された国旗を採用している国は現状ありません。

白黒だとどうしても暗い印象を受けます。喪章海賊船の旗や近年ではIS(イスラム国)を連想させ、あまり国旗として使うには不適切な配色です。

残った2つについては色違いに過ぎないので、この中から国民投票しろというのはあまりにも苦しいです。

またここまでしてシダに執着する必要があるのかと疑問に思います。

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その中で40案には含まれていたものの落選してしまったRed Peakを再び5つ目の選択肢として国民投票しようという意見が出てきました。

Red Peakはコンセプトがシダやオールブラックスとは大きく違い、世界で最も早く夜明けを迎える国であることを強調しています。

左側の黒は夜の漆黒の闇で、右側の深い青は翌朝の夜明けと共に明るくなる空を表現しています。

下にある三角形は日の出によって赤く染まった山頂や火山の多い国なので、活火山を表現しているのではないでしょうか。

シンプルなデザインながら国旗としても見栄えがするので、他のデザインとの差別化は図れていると思います。

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作者のAaron Dustinさんはこの国旗デザインに対してかなりの意気込みのようで、自らがデザインした国旗がオリンピックなど国際的な舞台で披露されることを渇望しているようです。

A New Zealand Flag

大切なのは国民の声に耳を傾けること

東京五輪エンブレムも荒れに荒れているので人ごとではありませんが、ニュージーランドの最終候補についてもデザイナーが選考に関わっておらず、それが問題となっているようです。

東京五輪エンブレムについても一般国民が騒ぎ立てたから、仕方なく取り下げてやったという事しか会見から伝わらず、さらに火に油を注ぐだけになってしまいました。

国民の税金が使われている以上、できるだけ国民の意見に耳を傾けて取り決めていく方がスムーズに事が運ぶと思うのですが、そうすると都合の悪い人たちがいるのでしょうか。

最終候補まで残った4案は国民には不評で、それなら40案から国民投票で選べばよいだけの話です。

いずれにしても先住民であるマオリ族にとっては、イギリスが入植したことで長年に渡り国旗についたユニオンジャックが取り除かれるのは喜ばしいことではないでしょうか。

Our mountains, volcanoes, our Southern Alps
forged on the Pacific Ring of Fire.
As eastern dawn breaks, they lift the dark sky
first to hold the light of new day.

A New Zealand Flag

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