乾燥した冬場の衣類素材を見なおして静電気の帯電を抑える

2015年2月14日

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静電気バチバチの恐怖

冬場になるとやってくる接触時の静電気によるバチバチの恐怖。ドアノブや手すりなど金属に触れる瞬間に指先に刺激があり相当電気を溜め込んでいることがわかります。

手を洗ったり事前に放電してもまたすぐに静電気が発生するのでよく調べてみると、静電気は摩擦によって発生するということや素材によってプラスの電気とマイナスの電気を帯びるものがあり、より帯電しやすい素材があることがわかりました。

摩擦すると静電気が起こるのはプラスチックの下敷きと髪の毛を摩擦させて毛を逆立てて遊んだ経験があれば、何となく理解できると思います。

ちょっと擦っただけであれだけ強力な静電気が起こるのには理由がありました。髪の毛はあらゆる素材の中でも特にプラスの電気を帯びやすく、下敷きはポリ塩化ビニルという最もマイナスの電気を帯びる素材という対極の組み合わせであることです。

これが活動による着衣との摩擦で起こっていると考えると静電気が発生するのは当然です。以前は一年中化繊の下着を着ていましたが、ナイロンを除く人工繊維はマイナスの電気を帯びやすいものが多く、体毛との摩擦で常に静電気が発生しているのが諸悪の根源ではないかと推測しました。

皮膚は帯電しにくいですが女性でも産毛が体中に生えているので、擦れると帯電するのかも知れません。冬場に化繊の下着を脱ぐときにバチバチ音がして、かなり帯電していることが確認できます。

誰の原因でもなく自分で静電気を発生させやすい環境にしていたのです。寒くて乾燥する時期は綿やウールなどの下着にすれば、プラス同士なので帯電しにくい環境になります。

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ウールの万能性

以前はかなり化繊信仰が強かったですが、綿やウールを見直すよいきっかけになりました。もちろん対極の素材でも静電気を抑える効果のある洗剤スプレーも売られているので、それらを上手く利用すれば共存させることも可能です。

ニット帽やマフラーの静電気で悩んでいる人はウール素材を選ぶと改善されると思います。体毛との摩擦だけではなく例えば化繊シャツの上からウールセーターを着るなども静電気を起こしてくれと言わんばかり組み合わせなので要注意です。

私はマフラーがウールなのでニット帽を買う機会があればウールで揃えたいと思います。現状としては自分の中でウールの価値が上昇しウール素材の衣類が徐々に増えている感じです。

ウールは温度調整湿度調整を勝手にやってくれる優れた天然素材なので、洗濯機で乱暴に洗ったら縮むのと虫食いさえ気をつければ長く着続けることができます。

ネイティブカナディアンの伝統であるカウチンセーターは親から子へ、子から孫へと代々受け継がれていくほど耐久性があるので良質なウール製品は一生モノではないでしょうか。

まとめ

綿やウールの下着の上に綿のシャツを着てその上からウールのセーターというのが冬場のスタンダードになりつつあります。プラス帯電素材でまとめるとナイロン製のダウンジャケットやウールコートとの相性もよさげです。

化繊の下着であれば同じく化繊のフリースやアクリルセーターなどが相性抜群でしょう。ファッションも素材から見直すことで合理的にそれぞれの特性を活かした着こなしができると思います。


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