バッグに入れて持ち運べるほど小型で軽量な電気自動車 WalkCar
日本発の小型電気自動車
一人乗りの小型電気自動車といえばセグウェイが有名ですが、それよりも圧倒的に小型で軽量の乗り物を日本の企業が生み出しました。
WalkCarを開発したのはcocoa motors.株式会社 (ココアモーターズ)という2013年に設立されたばかりの企業で、代表の佐藤国亮 (さとう くにあき)さんが大学院を卒業してソフトバンクで働いた後に立ち上げました。
重さはわずか2~3kgでノートパソコンのように薄くてバッグにも難なく入れて持ち運べるサイズです。
類似品はいくつか存在しますが、ここまで薄くてコンパクトな乗り物は世界最小ではないでしょうか。
上に乗ると感圧式でおよそ10kmの速度で移動します。セグウェイはしっかりとした持ち手がありますが、WalkCarはまさに板の上に乗ってるだけの状態になります。
ブレーキがついていないので不安になりますが、降りると自動で停止するのでこれがブレーキの役目を果たします。スケボーのように前方へ転がっていく心配もありません。
これだけ小型なのにかなり馬力があるようで台車に重い荷物を乗せた状態でも軽々と坂道を登ることが出来ます。見た目とは裏腹にかなり実用的な電気自動車です。
楽をすれば失うものもある
運動不足になりがちな現代社会で貴重な歩行時間をさらにWalkCarによって奪われるのはどうかと思いますが、介護などの分野で車イスを押したり、足の悪い人が立つだけで負担をかけずに遠くまで散歩できたりといろいろな可能性を見出せます。
移動速度としてはセグウェイの20kmには及びませんが、立ったまま人がランニングするくらいの速度が出て上り坂や多少の段差もOKなWalkCarは今後普及する可能性を秘めています。
価格も未定ながら800ドルと予想され、本当にノートパソコンを買うような感覚で電気自動車が手に入る時代になりそうです。
セグウェイが中古でも50万前後することを考えると、WalkCarはより手の届きやすい乗り物として地位を確立していければよいですね。
ただ運動不足の人は歩いたり自転車漕いだりミニクルーザーに乗ったりと足腰を使った方が健康的な気がします。
ミニクルーザーが生活圏のスマートな移動手段として普及してほしい
WalkCarは2015年の10月から予約販売開始なので、もし売れまくるようなことがあれば秋から乗ってる人を見かけるかもしれません。
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