日本の家庭に掃除機は必要か? ほうき・モップ・粘着ローラーなどで代替可能

公開日: [ 約5分で読めます ] エコロジー, シンプルライフ

vacuum-cleaner-unnecessary
Photo by USAG- Humphreys

日本にいつ掃除機が普及したのか調べてみると、1960年代に起こった公営団地ブームまでさかのぼります。

その時建てられた新築の家には洋室が多く取り入れられ、絨毯(ラグ)やカーペットを敷いた部屋が一般的になりました。

それまでほうきや雑巾で事足りていた床の掃除が、毛足の長い絨毯では綺麗にすることが困難になったため掃除機が広まったそうです。

絨毯(ラグ)やカーペットにはホコリを舞い上がりにくくしたり、遮音性の高さや滑り止めの効果などメリットがいくつもあります。

掃除機の必要性

畳やフローリングであれば掃除機の必要性をそれほど感じません。欧米の家のように間取りも広くないのでほうきやモップなどで十分に対応できると思います。

ざっとほうき掛けをして雑巾で乾拭きや水拭きしてやれば、掃除機よりも綺麗になるでしょう。

掃除機のほうが楽だから使っている人もいるでしょうが、掃除機も人の手で動かしながらゴミを吸い取るのでそこまで差がありません。

むしろ夏場は掃除機のモーターが意外に発熱するので、温まった排気が部屋の温度を上げることがあります。

雑巾掛けは大変という人はモップを活用すると掃除機とたいして変わらない労力で掃除ができるので特にフローリングには最適です。

絨毯(ラグ)やカーペットには絶対に掃除機でなければならないという先入観もありますが、実は質の良いほうきを使った方がホコリが取れます。

プロが使うような圧倒的な吸引力とブラシのしっかりした業務用の掃除機であれば綺麗になりますが、家庭用の掃除機ほどのパワーだとたかがしれています。

また織り密度の高い製品であればホコリを抑えこみつつ、表面近くに留めてあまり深くまでホコリが入り込まないので掃除がしやすいです。

ほうきはコロコロとも呼ばれるいわゆる粘着クリーナーとも相性がよく、ほうきでホコリを掻き上げた後にコロコロを掛けるとかなり綺麗になります。

掃除機のように騒音が発生しないので賃貸の部屋でも掃除をする時間を選びません。

欧米の文化を取り入れることは素晴らしいと思いますが、掃除機に関しては現代日本の家庭事情に合わなくなってきていると感じます。

掃除機からの代替品

ほうき

昔ながらのほうきは今だからこそ再び価値が見直されてきています。

ちょっと汚れたらさっと掃ける機動性と静音性の良さは掃除とは比べ物になりません。

何気に壁に吊るしたり部屋の隅に立てかけて置くだけでもオシャレが感じがしなくもないです。

畳やフローリングはもちろん絨毯(ラグ)やカーペットにも対応できる柔軟性を持っています。

ほうきにもたくさん種類がありますが、家庭用のほうきとしては草箒(江戸箒)が適しているでしょう。


【 白木屋傳兵衛 】 座敷箒 長柄『江戸箒(ほうき)』 "長柄11玉串 上

丈夫でほどよい固さがあり掃き心地が良いことで知られています。

掃き心地が良いというのは重要で毎回の掃除が楽しみになるかもしれません。

ホコリを浮き上がらせてから掃除機を掛けることで絨毯(ラグ)やカーペットにかかる負担が減り、より綺麗に掃除することができます。

棕櫚箒(シュロほうき)というヤシ科の木皮で作られるほうきも優れており、柔らかいのでフローリング向きですが、20年・30年と使い込まれたほうきは艶が出て独特の味わいが出ます。


和歌山県/山本勝之助商店 棕櫚(しゅろ)ほうき/7玉長柄箒

ちりとり

ほうきで集めたホコリをすくい取る道具で機能面では特に差が出るものではありませんが、デザインにこだわってほうきのベストパートナーを探すのも良さそうです。

個人的には何の変哲もないブリキのちりとりが好きです。変形しやすいし作りの精度はイマイチだけどシンプルで静電気も起きにくい素材なので使い勝手がよいです。


【送料無料】ブリキチリトリ レトロなちりとり♪

雑巾

使い古したタオルや布切れが雑巾として再利用されるのは非常にエコロジーです。

タオル生地を縫った市販の雑巾は日本独特で海外ではあまり見かけません。

モップ

学生時代に教室をワックスがけした時の記憶が強く残っていますが、家庭でもモップを使ってフローリングを掃除すれば、小さなホコリも取れて気持よく過ごせそうです。

日本ではクイックルワイパーに代表されるシート使い捨てタイプが多く普及している気がします。


送料無料!モコモコッ 省スペースモップ むろの屋 /掃除道具

コロコロ(粘着ローラー)

誰でも一度は使っているであろうコロコロは掃除の仕上げに使うと効果てきめんです。

コロコロをメインにして掃除をすると大きなゴミが引っ付くので、すぐ粘着力が落ちて何度もシートを交換しないといけません。

タービー(手動掃除機)

タービーと呼ばれる手動掃除機で電気を使わないエコロジー設計。

モーターで吸引するわけではないので、回転ブラシでゴミを引っかけて取るイメージです。

家庭向けの手動掃除機としては山崎産業のタービーくらいしか見かけないので、まさにニッチ産業と言えます。


山崎産業/タービーCS-300/C186-300J-MB

まとめ

掃除機の代わりとなる道具を見ていくと掃除機が絶対に必要な環境というのは限られてきます。

ダ○ソンのような吸引力をアピールする製品だからといって、どんな環境でも万能かというとそれは違います。

当たり前にある道具を改めて見直していくと、本来使われていた道具の方が自分にあっていたり、別に優れた商品が開発されていたりするので、定期的な見直しをするのは無駄ではありません。

スポンサーリンク

関連記事

自分の思考や知識やアイデアを文章にして資産化する

共有したほうが得をする 自分の頭の中で日常的に考えていることは積極的に他人にも共有したほう

記事を読む

無印良品 MUJI HUT 3人のデザイナーが新しい小屋を提案するプロジェクト

via Quartz 無印良品がタイニーハウス市場へ参入 いよいよ無印良品が小さな暮らし

記事を読む

ゴミ箱

使い捨てる物からの脱却

使い捨てる時代は終わった 使い捨て○○というとあなたは何を想像しますか?一昔前まではこうし

記事を読む

ゴミ処理を焼却よりも燃やさず減らすZero Waste (ゼロ・ウェイスト) という考え方

ゴミを出すことをやめる努力 Zero Waste(ゼロ・ウェイスト)とはイギリスの経済学者

記事を読む

ひとり

ひとりでも生き抜く勇気を持っているか

Photo by GabPRR インターネットによる過剰な結びつき 現代社会では子どもに

記事を読む

アメリカ合衆国国立公園局 創設100周年 国家規模の自然保護はここから始まった

まだ自然保護という概念が希薄だった時代に、アメリカが国内の雄大な自然を永久に保護していくことを目

記事を読む

仕事を辞め8000ドルで買った中古キャンピングカーに乗り旅する男

via Yahoo! Homes 車内で過ごす一日 仕事を辞め旅に出た 車

記事を読む

とあるデザイナー兼企業家の持ち物やインテリアから人となりが見えてくる

他人の持ち物を見るのは楽しい 自分の持ち物をSNSなどにアップしてリアクションしてもらうのが好きだ

記事を読む

消費社会に疲れた日本人は再び元の鞘に納まるか

Photo by Evan Blaser 質素な暮らしを捨て消費社会を選んだ 日本の高度

記事を読む

シャンプー・石けんの使用を控えたら、鼻がよけいに敏感になった気がする

私はもともと鼻が利くほうですが、約1年前からシャンプー・石けんを断ったのをきっかけに嗅覚がさ

記事を読む

スポンサーリンク

コメントを書く

メールアドレスが公開されることはありません。

PAGE TOP ↑