日本の家庭に掃除機は必要か? ほうき・モップ・粘着ローラーなどで代替可能

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Photo by USAG- Humphreys

日本にいつ掃除機が普及したのか調べてみると、1960年代に起こった公営団地ブームまでさかのぼります。

その時建てられた新築の家には洋室が多く取り入れられ、絨毯(ラグ)やカーペットを敷いた部屋が一般的になりました。

それまでほうきや雑巾で事足りていた床の掃除が、毛足の長い絨毯では綺麗にすることが困難になったため掃除機が広まったそうです。

絨毯(ラグ)やカーペットにはホコリを舞い上がりにくくしたり、遮音性の高さや滑り止めの効果などメリットがいくつもあります。

掃除機の必要性

畳やフローリングであれば掃除機の必要性をそれほど感じません。欧米の家のように間取りも広くないのでほうきやモップなどで十分に対応できると思います。

ざっとほうき掛けをして雑巾で乾拭きや水拭きしてやれば、掃除機よりも綺麗になるでしょう。

掃除機のほうが楽だから使っている人もいるでしょうが、掃除機も人の手で動かしながらゴミを吸い取るのでそこまで差がありません。

むしろ夏場は掃除機のモーターが意外に発熱するので、温まった排気が部屋の温度を上げることがあります。

雑巾掛けは大変という人はモップを活用すると掃除機とたいして変わらない労力で掃除ができるので特にフローリングには最適です。

絨毯(ラグ)やカーペットには絶対に掃除機でなければならないという先入観もありますが、実は質の良いほうきを使った方がホコリが取れます。

プロが使うような圧倒的な吸引力とブラシのしっかりした業務用の掃除機であれば綺麗になりますが、家庭用の掃除機ほどのパワーだとたかがしれています。

また織り密度の高い製品であればホコリを抑えこみつつ、表面近くに留めてあまり深くまでホコリが入り込まないので掃除がしやすいです。

ほうきはコロコロとも呼ばれるいわゆる粘着クリーナーとも相性がよく、ほうきでホコリを掻き上げた後にコロコロを掛けるとかなり綺麗になります。

掃除機のように騒音が発生しないので賃貸の部屋でも掃除をする時間を選びません。

欧米の文化を取り入れることは素晴らしいと思いますが、掃除機に関しては現代日本の家庭事情に合わなくなってきていると感じます。

掃除機からの代替品

ほうき

昔ながらのほうきは今だからこそ再び価値が見直されてきています。

ちょっと汚れたらさっと掃ける機動性と静音性の良さは掃除とは比べ物になりません。

何気に壁に吊るしたり部屋の隅に立てかけて置くだけでもオシャレが感じがしなくもないです。

畳やフローリングはもちろん絨毯(ラグ)やカーペットにも対応できる柔軟性を持っています。

ほうきにもたくさん種類がありますが、家庭用のほうきとしては草箒(江戸箒)が適しているでしょう。


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丈夫でほどよい固さがあり掃き心地が良いことで知られています。

掃き心地が良いというのは重要で毎回の掃除が楽しみになるかもしれません。

ホコリを浮き上がらせてから掃除機を掛けることで絨毯(ラグ)やカーペットにかかる負担が減り、より綺麗に掃除することができます。

棕櫚箒(シュロほうき)というヤシ科の木皮で作られるほうきも優れており、柔らかいのでフローリング向きですが、20年・30年と使い込まれたほうきは艶が出て独特の味わいが出ます。


和歌山県/山本勝之助商店 棕櫚(しゅろ)ほうき/7玉長柄箒

ちりとり

ほうきで集めたホコリをすくい取る道具で機能面では特に差が出るものではありませんが、デザインにこだわってほうきのベストパートナーを探すのも良さそうです。

個人的には何の変哲もないブリキのちりとりが好きです。変形しやすいし作りの精度はイマイチだけどシンプルで静電気も起きにくい素材なので使い勝手がよいです。


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雑巾

使い古したタオルや布切れが雑巾として再利用されるのは非常にエコロジーです。

タオル生地を縫った市販の雑巾は日本独特で海外ではあまり見かけません。

モップ

学生時代に教室をワックスがけした時の記憶が強く残っていますが、家庭でもモップを使ってフローリングを掃除すれば、小さなホコリも取れて気持よく過ごせそうです。

日本ではクイックルワイパーに代表されるシート使い捨てタイプが多く普及している気がします。


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コロコロ(粘着ローラー)

誰でも一度は使っているであろうコロコロは掃除の仕上げに使うと効果てきめんです。

コロコロをメインにして掃除をすると大きなゴミが引っ付くので、すぐ粘着力が落ちて何度もシートを交換しないといけません。

タービー(手動掃除機)

タービーと呼ばれる手動掃除機で電気を使わないエコロジー設計。

モーターで吸引するわけではないので、回転ブラシでゴミを引っかけて取るイメージです。

家庭向けの手動掃除機としては山崎産業のタービーくらいしか見かけないので、まさにニッチ産業と言えます。


山崎産業/タービーCS-300/C186-300J-MB

まとめ

掃除機の代わりとなる道具を見ていくと掃除機が絶対に必要な環境というのは限られてきます。

ダ○ソンのような吸引力をアピールする製品だからといって、どんな環境でも万能かというとそれは違います。

当たり前にある道具を改めて見直していくと、本来使われていた道具の方が自分にあっていたり、別に優れた商品が開発されていたりするので、定期的な見直しをするのは無駄ではありません。