ユニクロに文春砲が炸裂!格安商品は過酷なブラック労働で成り立っているのか?

公開日: [ 約4分で読めます ] エコロジー, ファッション, 世界

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Photo by Jun OHWADA

2016年12月8日号の週刊文春にてユニクロ潜入一年『ユニクロ帝国の光と影』ジャーナリスト横田増生の渾身ルポと題した特集が組まれました。

週刊文春2016年12月8日号 ユニクロ潜入一年 | 最新号 – 週刊文春WEB

ユニクロ帝国の光と影(文春文庫)はユニクロの裏事情に深く切り込んだ著書でしたが賛否両論あり、またユニクロを経営するファーストリテイリング代表の柳井正社長の目に触れ、名誉毀損による二億二千万円の損害賠償を求める裁判を起こしました。

結果的に横田増生さんが勝訴しましたが、憤りの収まらない柳井社長が

「悪口を言っているのは僕と会ったことがない人がほとんど。うちの会社で働いてもらって、どういう企業なのかをぜひ体験してもらいたい」

この言葉をきっかけに本名を変えて800時間以上におよぶ潜入取材が決行されたのです。

ユニクロを中心とするファストファッション業界は巧みなブランド戦略と長引く不況の煽りも受けて飛躍的な成長を遂げました。

しかし低価格で品質の良いものを提供するために、その裏では多くの社会的弱者が犠牲になっている現実があります。

私自身ユニクロで買った服を身に着けている立場なので複雑な気持ちですが、自らの消費を見直しユニクロとの付き合い方についても変えていく必要があると思い記事にしました。

ただ熱心なユニクラーというわけではなく、気になるものをピックアップして購入しているに過ぎないので、それほどブライドに対する思い入れはありません。

ユニクロ関係の記事には多くのアクセスがあるので、多くの消費者が注目するブランドであることは間違いありません。

それ故に効率的なアクセスアップが見込めるため、ファッションブロガーなどがこぞってユニクロ商品の記事を書くようになりました。

一方でひと昔前は格安なイメージがあったユニクロですが、今では特別安いという感覚は無くなり自然とユニクロへ行かなくなった人も多いでしょう。

現存する主要なファストファッションブランド最大の欠陥は、幸せなのは一部の経営者と安くてそれなりの服を買えた消費者だけで、生産者や販売員はどこまでも不幸だという事です。

環境への負荷も大きく激しい消費サイクルに乗せて使い捨てられ、消費者もそれに何の抵抗もないので、このサイクルが成り立っています。

事実として家庭から出される衣類品ゴミは年々増加しており、いかに現代社会が刹那的であるかを物語っています。

2015年1月には国際人権NGOが中国とカンボジアにある製造請負工場の労働環境を潜入調査して作られた調査報告書が公開されました。

2009年には日本を代表するファッションデザイナーである川久保玲(コム・デ・ギャルソン)さんが朝日新聞のインタビュー記事で3ケタジーンズを否定し話題になりました。

ただコム・デ・ギャルソンもH&Mとコラボしてたりするので少し脇が甘い気がしますが(笑)

「ジーンズ1本が何百円なんてありえない。どこかの工程で誰かが泣いているかもしれないのに、安い服を着ていていいのか。いい物には人の手も時間も努力も必要だからどうしても高くなる。いい物は高いという価値観も残って欲しい」

3ケタジーンズ「ありえない」 川久保玲さん発言で物議 – J-CASTニュース

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Photo by Martin Howard

その川久保玲さんの言葉通り価格競争に巻き込まれた多くの老舗ブランドがかなりの痛手を負いました。

そしてユニクロ自身もGUに持ち場を奪われ、中途半端な立場に追いやられてしまいました。

先進国の大量消費を支えているのは発展途上国の社会的弱者であり、日本だけでなく世界中でこの問題に取り組まなければ改善されません。

オーガニック・リサイクル・フェアトレード・エシカルなど耳触りの良い言葉で商品展開するブランドも増えてきましたが、物が売れない時代にビジネスする以上100%健全な工程で作られた衣類というのはまだほんの一握りです。

生産者だけの努力だけでなく消費者も手に取る商品の価値をしっかりと見定めて意義のある消費活動を続ければ、負の消費スパイラルから抜け出せるかもしれません。


週刊文春 2016年 12/8 号 [雑誌]

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