マヨネーズとスルメのベストコンビは非常食としても最高の組み合わせ

2020年5月8日

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Photo by Girls Channel

アウトドアで特に人里から離れて活動する登山やトレッキングには必ず非常食を持って行きましょう。

山登りにはチョコレートやあめ玉を持って行くというイメージがありますが、最近ではマヨネーズの方が適しているという意見も増えています。

理由は大さじ1杯分で約100キロカロリーものエネルギーを摂取することができ非常に効率がよいこと。

さらにチョコレートのように暑さでドロドロに溶けて食べにくくなる心配もありません。

飲料水が最も大切なのは言わずもがなですが、その次がマヨネーズでもおかしく無いほど優れた食品です。

1999年に山で遭難して救助されるまでの17日間マヨネーズ (土産用ワサビ入り)を食べて生き延びた人がおり、マヨネーズの実力が世間に知られる切っ掛けとなりました。

マヨネーズは成分の大半が植物油で残りが卵黄・酢・食塩・香辛料などで構成されているため常温でも腐りにくい食品です。

卵黄は常温で腐りやすいはずですが油や酢でコーティングされることで、もともと栄養価の高い卵黄を常温保存することが可能になりました。

マヨネーズをそのまま付けて食べる食材といえばスティック野菜などを思い浮かべますが、スルメもマヨネーズと相性が良くツマミとして売られているスルメにもマヨネーズが付属されているほどです。

このスルメも保存食として作られているので非常食としても優秀です。

タンパク質を効率よく摂取でき干物なので軽くてかさばらないため登山に持って行く人も多いです。

スルメを食べるにはよく噛む必要があり、咀嚼 (
そしゃく)
を繰り返すことで唾液の分泌をうながして少ない量でも食べ応えと喉を潤す効果があります。

マヨネーズを付けて食べることでより食べやすくなり、ほどよい塩味が疲れを癒すので、甘い食べ物ばかり持って行くなかに入れておくとよいアクセントになるでしょう。

どこでも手に入るマヨネーズは賞味期限が切れたら新しいのと交換して、日常でも使い勝手が抜群なので古くなっても処理しやすい点が高評価です。

防災においても極端な話カロリーベースで考えれば、マヨネーズ数本を常備しておけば大きな災害にも必要カロリーを摂取できそうです。

日本では最悪5日ほど耐え抜けば何かしらの食料にはありつけると思うので、バリエーション豊かな非常食を用意できない場合には、十分な飲料水とせめてマヨネーズを買いだめしておきましょう。

もちろん買うべき商品はカロリー1/2ではなく油っこい普通のマヨネーズを選ばないと意味がありません。

このような視点で見るとマヨラーをあながち馬鹿にはできなくなります(笑)