パナマ文書で明らかになった大企業や富裕層のタックスヘイブンを利用した税逃れの真相

公開日: 最終更新日:2016/06/20 [ 約2分で読めます ] 世界

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Photo by William Warby

資本主義の最たる姿

近年オフショア取引の漏洩が毎年のように起きていますが、今回明るみになったパナマ文書は今までとは比べものにほど膨大な量で、これから世界を根底から揺るがすような重大さをはらんでいます。

ドイツの新聞紙が匿名の人物から入手した2.6テラバイトものモサック・フォンセカ法律事務所の関連文書を切っ掛けに、世界中のジャーナリストたちによって分析され先日分析結果が公開されました。

そして資料のなかには有名な大企業や富裕層が名を連ねており、想像を絶する事態となっています。

スノーデンによるアメリカ政府を批判する意味での暴露も衝撃的でしたが、それとは比べものにならないほどパナマ文書の内容は計り知れません。

資本主義によって少なからず格差が生まれてしまうのは避けられませんが、格差が縮まらずに拡大するばかりなのはこうしたタックスヘイブン(租税回避地)による税逃れによって資産が守られている事も関係しているでしょう。

重箱の隅を突くように徹底的に庶民から税金を搾り取るのに対して、ほんの一握りの資本主義の勝ち組がこっそり財産を隠し持つ行為が世界規模で行われていることが証明されました。

日本は世界でもトップレベルに税の重い国で、当然ながらパナマ文書にも日本企業の名前が入っています。

現時点でも十数社がわかっており来月には全ての企業と個人の名前が公開される予定です。

大企業の要人・投資家・権力者・政治家・スポーツ選手などありとあらゆる富を手にした人物たちによって形成される独自のネットワークがあるのでしょう。

日本政府も事の重大さが分かっているようで黙りを決め込むつもりです。

日本でこのオフショア取引に関わって入れば違法性も考えられるので、きちんと徴税すると大打撃となります。

中国では報道規制でなかったことにされているし、日本も報道が消極的で隠蔽体質なので同じ道をたどるかもしれません。

特にEUは国の代表である首相クラスの政治家や銀行などが暴露され壊滅状態です。

有り余るお金持ちは平然と脱税を繰り返し、知恵のない庶民は税金に苦しむという資本主義の最たる姿を見ました。

今年は重大な事件やニュースが多いですが、早くも2016年で1番となりそうな超特大スクープで今後の行く末が気になるところです。


高級パナマハット(パナマ帽)/Homero Ortega(オメロオルテガ)

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