米軍OG-507ユーティリティーシャツ 歴史の中で普遍的なデザインと実用性を育んだ服

2017年7月26日


Photo by spicegirls.wikia.com

軍服というと戦争のイメージが強く良い印象を抱かない人もいるかとは思いますが、歴史の中で生まれ何年もかけて揉まれてきたデザインという物は洗練されており、現代でも通用するほど普遍的な存在へと進化してきました。

一方で反戦や平和を歌うジョン・レノンが好んで着ていたことで、ユーティリティーシャツがファッションアイテムとして普及したそうです。

やはりベトナム戦争をめぐる世界各国で巻き起こった大規模な反戦運動が大きな時代の転換点になったのだと思います。

ミリタリーショップか古着屋で特段の予備知識も無くジョンが選んだと思われるこのシャツは
彼が当時その速やかなる終結を訴え続けたヴェトナム戦争で用いられた物では無く
朝鮮半島に設けられた非武装中立地帯をパトロールする平和維持の任務が与えられた兵士の物だったそうだ。

ジョン・レノンとミリタリーウェア

OG-507ユーティリティーシャツは米軍が長らく採用してきたOG-107という戦闘服の改良版で、最も大きな変更はコットン・サテン生地からコットン50%とポリエステル50%の混紡になった事です。

OG-507ではありませんがOG-107の年代ごとの変化をまとめてあるサイトを見つけたので参考にしてください。

OG107コットンサテンシャツの歴史

米軍の放出品でなおかつデッドストックは数が少ないのですが、70年代ものとはいえなぜかOG-507は2000~3000円程度で販売されています。

OG-107の方がコットン100%なので着込んだ時に経年変化が早そうな気もしますが、OG-507も何年も着続けると徐々に体に馴染んでくるのではないでしょうか。

ポリコットンになった事で耐久性が増してより活動的な場面で着用できそうですし、洗濯してもすぐに乾きシワが付きにくいので、そういった面ではOG-107よりも進化していると言えます。


デッドストックだと濃いオリーブ色で着古した風合いが好きな人には物足りないかもしれません。

80年代を過ぎると迷彩服が主流になり、単色オリーブのシンプルさは徐々に失われていきました。

着丈が若干長めだけれど袖は短めなので長袖の上に着ると袖がはみ出すことがあります。

軍服はタックインするのを前提にデザインされていることも多いですが、ユーティリティーシャツに関しては裾が平行なので裾を出して着ても違和感がありません。

アメリカらしく裁縫は大雑把でボタンの留め口などは糸が飛び出したままだったりするので、最初に余分な糸をハサミでカットする必要がありました。


生地は薄手ですが丈夫そうなのでガンガン洗濯してもへたりにくいと思います。

普段着としてユーティリティーシャツを模した既製品も売られていますが、本物志向だけれど古着に抵抗があるならデッドストックの放出品を選ぶのがおすすめです。

デッドストックというものは減るだけで増えることは絶対にないので希少価値は今後も高まるばかりです。

なるべく良い状態のものを手に入れたいのであれば、在庫がある時に買わないと次に出会える保証はありません。

戦地におもむく兵士でなくても気温変化の激しい季節の移り変わりに適した羽織ものとして使えます。


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