生ゴミとして捨てていた野菜くずや果物の種を栽培する楽しみ

普段お金を払って買ってきた野菜や果物でも剥いた皮や根っこや種は生ゴミとして処分されます。

しかし例え収穫され時間が経っても生命力が失われたわけではなく、土へ埋めて水や栄養を与えれば再生しようと葉を茂らせます。

種も冷蔵保存された程度では死なず、ほとんどが生ゴミとして捨てられてしまうにも関わらず、次の子孫へ命をつなぐためじっとチャンスをうかがっています。

これは知識として理解してはいることですが、実際に栽培を通して植物の生命力を感じられるので、苗や種を買って育てるのとはまた違った面白味があります。

もし上手に育て上げたとしても近年はF1(一代交配種)といって親と子孫ではまったく異なる性質になる確率が高いのでそこまで味や収穫量に期待してはいけません。

生ゴミとは言っても根のギリギリまで切り詰めたりすると、その分だけ生命力が失われるので、なるべく原型に近ければ近いほど再生しやすいのは言うまでもありません。

豆苗なんて再生することを前提に売られており、パッケージにも再生方法が記載されている事があるほどです。

果物の種は確実に捨てる部分なので、それをそのまま土に埋めるだけで条件が合えば発芽します。

アボガドやレモンなどは葉が綺麗なので結実を期待しなければ、普通に観葉植物として鑑賞価値が高いです。

ニンジンなどスーパーでは葉を切り落とされて売られている野菜も自分で育てれば葉が伸びてくるのでちょっと珍しいうえになかなか美味しかったりします。

運が良ければ春にとう立ちして野菜の花まで見ることができます。

野菜の花なんて普通に生活していたら滅多に見られないので、どんな野菜にも一生があり花をつけ種を残すことを実感します。

水に漬けるだけだと残った生命力を使って再生しますが、最後は力尽きて枯れてしまうでしょう。

やはりただ水につけるより土に埋めて肥料を与える方が成長も良くて長持ちします。

食べたみかんの種を庭先に埋めてそのままグングンと成長し、立派な庭木になったという話も聞いたことがあるので、特に果物の種を育てる場合には長い付き合いになるかもしれません。

育て始めてからすぐに食べられるのは葉物野菜が一番早いでしょう。

あとはスプラウト系で脇芽やまだ発芽していない種をできるだけ成長させて無駄なく食べる工夫をすれば再生栽培の醍醐味が味わえます。

雑草やハーブならまだしも品種改良された野菜であってもこれほどの生命力を見せつけてくれるのには驚きです。

一時的な水耕栽培に限れば一般的な家庭菜園ほど敷居も高くなく、もともと生ゴミとして捨てていた野菜や果物を再利用しているだけなので、例え枯らしてしまっても罪悪感が少ないです。

捨てられて終わる運命だった食べ物をちょっとだけ手助けして再生させることは、食べ物について考えるきっかけとなり大人と子供関係なく得られるものがあると思います。


皮から、茎から、根から、捨てずに再生栽培! 食べて、育てる しあわせ野菜レシピ