ヘビーデューティーな物を長く使い込むことで愛着を持ったり経年変化を楽しむ

公開日: [ 約3分で読めます ] シンプルライフ


Photo by Bradley Gordon

ヘビーデューティーとは”激しい労働や過酷な自然条件に耐えられる実用性のある物“という意味で、日本でも1970年代にアメリカのヒッピーや自然回帰の流れを受けてアウトドア・ミリタリー・ワークといった実用的な製品を生活に取り入れるようになりました。

ある意味アメリカの合理主義による大量生産の象徴とも言えますが、丈夫で長持ちすることは脱消費社会を見すえる現代にもフィットします。

私が物を選ぶうえで常に念頭に置いているのがこのヘビーデューティーという概念で、なるべく長く使い続けられる物で身の回りを固めたい願望が日に日に高まっています。

製品の品質は値段に比例することが多く、そうなると高級品ばかりそろえなければダメな気がしてきます。

しかし値段に対する品質の差はある一定の曲線を描いてなだらかに落ち着きます。

つまり値段と品質のバランスが優れた製品を買うのが賢い消費の仕方ではないでしょうか。

そしてその中でも実用品として開発されているものはより品質が安定しているため、耐久性に優れた使い勝手の良い物がそろっています。


Photo by Riley

ファッションにおいても例えば全身古着だとどこか野暮ったく感じてしまいますが、小綺麗な格好に1つや2つ使い込んだアイテムを取り入れるとそれだけでオシャレに見え人間としての深みが出ます。

全身ユニクロでもある程度丈夫な商品を選んで使い込めば味が出るかもしれませんが、使い込むと素材の良し悪しがはっきりと出るので味というより劣化して終わる可能性があります。

私がオシャレだと感じる人は流行りの服や高級ブランドばかりで着飾った人ではなく、シンプルな服装だけれどさり気なくこだわりのアイテムを取り入れている人です。

そういった人は下手に周囲に流されず自分自身と向き合っているので少々のことではぶれません。

同じものを使い続けるとそのうち飽きが来ないかと心配になりますが、使い続けることを前提として作られたものはそれだけ洗練されています。

経年変化によって体に馴染みその時その時で微妙に違った見え方をするので、同じものだけれどいくつも所有してきたかのような満足感が得られます。

一時の断捨離ブームも物を減らすことでひとつの物を使う機会を増やして品質を見極めていく作業の一環ではないかと思います。

このような思考になると箸一本買うにも一日中入念に調べ上げて結局購入に至らないこともありますが、無駄にあれもこれも買って散財することは減るでしょう。

とはいっても何事もほどほどに抑えるのが一番なので、割り箸もよく使いますしマイ箸も持ち歩いてはいません。

ヘビーデューティーの概念を生活の中にうまく取り入れ、末永く愛用できるものを少しずつそろえる楽しみを見出だせれば、それは幸せなことではないでしょうか。


ヘビーデューティーの本 (ヤマケイ文庫)

スポンサーリンク

関連記事

意外なものを整理整頓してみると面白い世界が広がっている

Photos by JoshHarris いろいろな要素が混ざり合った世界 この世の中に

記事を読む

iHerb(アイハーブ)でオーガニックな自然食品やサプリを個人輸入すると止められなくなる

日本では知る人ぞ知るiHerb(アイハーブ)ですが、自然商品を販売するオンラインショップとしては

記事を読む

【ふみ飯】木村文乃のインスタグラムで魅せる手作り料理から学ぶ食の大切さ

via fuminokimura_official 今や映画・テレビドラマ・CMなど多方面

記事を読む

アンチ・ブラックフライデー 過熱する年末商戦と反消費主義の出現

ブラックフライデーの思惑 ブラックフライデーといえばアメリカで毎年11月の第4木曜日に感謝

記事を読む

玩物喪志 (がんぶつそうし) 古代中国の言葉から人生の教訓を学ぶ

がんぶつ‐そうし〔グワンブツサウシ〕【玩物喪志】 《「書経」旅獒(りょごう)の「人を玩(もてあ

記事を読む

ドラクエII

尖った人はおもしろい、特化型人間がこれから社会をリードする

画像はドラゴンクエストIIです。私はドラクエのなかではIIが一番好きです。 いっけん今回の

記事を読む

鐘の音に始まり、鐘の音に終わる 坐禅アプリ 雲堂 (Undo)

シンプルな操作性の坐禅アプリ 自宅の部屋で気軽に坐禅をしたい時に役立つアプリを紹介します。

記事を読む

Occupy Wall Street

シンプルライフはマイノリティ(社会的少数派)なのか

Photo by David Shankbone 先進国で生まれた価値観 シンプルライフ

記事を読む

選択肢の多さが脳を疲弊させ、無意識に満足感まで削ぎ落としている

【TED】バリー・シュワルツ氏が語る、選択のパラドックスについて 字幕が速くて読め

記事を読む

洗顔なんて水で軽く洗い流す程度で健康な肌を保てる

テカテカする皮脂に悩まされる日々 私は今でこそ髪から全身にかけて水・ぬるま湯・お湯だけで洗

記事を読む

スポンサーリンク

コメントを書く

メールアドレスが公開されることはありません。

PAGE TOP ↑