北朝鮮から弾道ミサイルが発射され着弾するまでの数分間に何が出来るか?


Photo by Stefan Krasowski

最近急激にきな臭くなってきた朝鮮半島情勢ですが、明確に敵国認定されている日本も他人事ではありません。

中東やヨーロッパでの紛争はまだ距離が離れているので対岸の火事という意識が強いですが、朝鮮半島は日本から目と鼻の先にあるので、有事の際には影響を受けることは避けられません。

北朝鮮にはすでにスカッドやノドンという対日本用の弾道ミサイルが配備されており、それらが発射されてから着弾するまでの時間はおよそ8分~10分ほどと言われています。

警報はミサイル発射と同時に鳴るわけではないので、警報を知るころにはさらに時間が差し迫っていると考えられます。

弾道ミサイルが発射される前からの対策、そして警報を知ってから着弾するまでにできることをそれぞれ確認していきたいと思います。

事前対策

Jアラート(全国瞬時警報システム)

緊急地震速報・警報・有事サイレンといった非常時を知らせてくれるシステムです。

一番手軽なのはスマホアプリをダウンロードしておく事で、スマホを持ち歩いている間に何か起きたとしても状況を把握することができます。

NTTドコモ・au・ソフトバンクといったキャリアメールで防災訓練の日などに通知が着ていればアプリを入れる必要はありませんが、視覚情報として見やすいので入れても良さそうです。

【Yahoo!防災速報】iPhone / Android

弾道ミサイルは着弾するまで事態がわかりにくいので、Jアラートを確認後テレビやラジオを付けることが推奨されています。

このような音は出来ることなら聞きたくありませんが、実際の放送例を聴いて種類を把握しておくといざという時に落ち着いて行動できます。

標的にされそうな地域から離れる

在日米軍基地の周辺や主要都市から離れることで危険に遭うリスクを下げることが出来ます。

ただし現実的には地域に定着して生活している人がほとんどで、誰でも都合よく移動できるわけではありませんが、命を最優先するのであれば日本から離れる選択肢も視野に入ります。

核シェルターを用意する

日本ではほとんど普及していない核シェルターですが、海外では割りと普及しておりスイスやイスラエルではなんと100%だそうです。

各家庭が持つというよりは国家プロジェクトとして収容スペースを設けていると思うので、日本では外国からの攻撃に対する危機意識が低いのではないかと思います。

日本核シェルター協会

避難場所を確認しておく

見知らぬ地で非常事態になったら仕方ないですが、自宅や職場などよくいる場所で起きた時にどこへ避難するか前もって決めておくと時間ロスを抑えられます。

警報から着弾まで

とにかく建物の中に入る

着弾直後の身体に致命的なダメージを与える閃光と衝撃波を避けるために近くの建物へ避難しましょう。

現代の建物は原子爆弾が投下された当時の広島・長崎は木造住宅がほとんどだったので、鉄筋コンクリートの頑丈な建物へ避難すれば建物ごと吹き飛ばされる可能性は低いです。

窓際から離れる

衝撃波によって粉砕されたガラスの破片が飛び散り怪我をする危険があるので、カーテンを閉めてなるべく窓際から離れることが大切です。

地下や建物の中心部に身を潜める

建物の内部に入ればそれだけ緩衝材になるので、地下鉄の通っている都市部ではまず地下鉄駅の入り口を目指して避難するようにしましょう。

地下鉄や地下室のない場所ではとにかく建物の中心部へ避難すると外からの影響を受けにくいです。

2017年3月には秋田県で弾道ミサイルを想定した全国初の住民避難訓練が行われ、そこでも地域の公民館や小学校の体育館への室内避難が実施されました。

まとめ

弾道ミサイルといっても核弾頭を搭載していない局地的なミサイル攻撃、またサリンやVXガスなどの化学兵器や工作員のテロ攻撃など、有事にはあらゆる危険に備える必要があります。

とはいっても無力な一般市民が生き残るために与えられる時間はわずか数分なので、その中でいかに行動するかで生死が分かれることもあります。

一触即発の危険が迫っているにも関わらず、テレビではくだらないニュースやバラエティー番組が放送され平和ボケだと叩かれることもあります。

かといって毎日重苦しい雰囲気で過ごすのも気が休まらないので、日々備えを怠らず知識を深めることが一番の自己防衛となるでしょう。


新版 北朝鮮入門