近所のアクアリウムショップが閉店していた話 日本人の熱帯魚離れを感じる

公開日: [ 約4分で読めます ] アクアリウム

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Photo by Bryan Mills

6月は最高気温が25~30度くらいでヒーターもあまり入らず、かといって冷却ファンが稼働するわけでもないほどよい気温と水温です。

ここ数年のような異常気象による猛暑が今のところ無く、水不足が心配なくらいですが関東甲信も梅雨入りして水不足も解消して欲しいところです。

アクアリウムを始めるには最適な時期ですが、ボトルアクアリウムを始めるのにも適しており、久しぶりにアカヒレやミナミヌマエビでも買ってボトルアクアリウムを始めようかと近所のアクアリウムショプへ向かいました。

某ショッピングモールの隅に小さなアクアリウムショップが入っており、生体はほとんど買ったことがありませんが、餌が切れた時などに度々そこで買い物をしました。

今回は生体を飼う目的でそのアクアリウムショップを訪れましたが、隣接していた犬猫グッズエリアが拡大しアクアリウムショップは跡形もなく消えていました。

片田舎なので公共交通機関を利用せずに気軽に立ち寄れる店舗としてはあと1つしかありません。

その1つも専門店と呼べるほど品揃えがいいわけでもなく生体や水草の状態もあまり良くありません。

ちなみに今回その店にも行きましたが、アカヒレがほとんど泳いでおらずミナミヌマエビはまったく居ないという最悪のタイミングで買うのをやめました(笑)

犬や猫の飼い主は品数が豊富になってよいかもしれませんが、犬猫グッズを扱っている店は探せば割りと見つかります。

多少の不満はあっても存在するだけで貴重なアクアリウムショップとは天地の差があるのです。

今の時代ネットで通販もできるので生体をネットで購入したこともあります。

ネットで一番有名なアクアリウムショップといえばcharm(チャーム)ですが、そのチャームですらも久しぶりに見たら犬猫それから小動物の割合が増えているような気がしました。

この事からネット通販によって実店舗が経営難になり潰れているのではなく、市場規模がそもそも縮小しているのではないかと思います。

熱帯魚ブームが過ぎ去り不況が続くなか、わざわざ水槽セットを購入して熱帯魚を飼育するという行為はハードルが高いのかもしれません。

私が子供だったころバブルはすでに崩壊していましたが、それでもまだバブル崩壊直後だったため従兄弟が大きな水槽でアジアアロワナという大型魚を飼育していた事を覚えています。

従兄弟は高校生くらいだったのでアルバイトで一生懸命に稼いで買ったのでしょうか?

トレンディドラマにもオシャレな水槽が登場したりして、これがいわゆる第二次熱帯魚ブームというやつです。

今思えばアクアリウムを始める切っ掛けは従兄弟の影響も少なからず受けていたのかもしれません。

熱帯魚ブームの頃は当然ながら熱帯魚の知識に乏しいミーハー層も呼び込んで、大型水槽でアロワナやディスカスなどの高級魚を飼育するのが一種のステータスになっていました。

大きくなりすぎて飼えなくなった大型魚は河川や湖に放たれ、耐寒性のあるレッドテールキャットフィッシュやガーパイクなどが自然繁殖しているケースが見られます。

また熱帯魚は寒冷期にヒーターで保温する必要があるため、メダカや金魚と比べて電気代がかかります。

電気代と言っても60cm水槽で冬場に1000円前後かかる程度なので趣味と割りきってしまえば安いものですが、それすらも切り詰めないといけない経済状況の家庭も増えているのでしょう。

切り詰めないと生活できないというよりは、節約して他の生活費に使いたいという感じでしょうか。

ヒーター無しで屋外でも飼育できるメダカや金魚は根強い人気があり、エコな時代を反映しているような気がします。

ボトルアクアリウムもどちらかというとエコな時代に合った飼育形式だと思います。

ヒーターやエアーポンプすらなかった時代は水を張って、せいぜい水草をちょこっと植える程度で飼育していた事を考えると原点回帰ともいえます。

時代を如実に反映しているのであれば、これから先に熱帯魚ブームが訪れる可能性は極めて低い気がします。

それでも熱心なアクアリウム愛好家は全国にたくさんいますし、熱帯魚ブームが過ぎてもなおアクアリウムを続けている人たちは本物だと思います。

今までのように機材をたくさん買い揃えてアクアリウムを生活に取り入れるのではなく、生活の中に無理なくアクアリウムが溶け込む姿がこれから目指すべき所です。


ボトルアクアリウム

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